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2018年10月28日

挫折があるからチャレンジできる

TJAR2018

今年も8月11日から20日予定で行われた
トランスジャパンアルプスレース Trans Japan Alps Race(TJAR)2018

優勝は初出場の垣内選手だった。
昨年まで4連覇中の望月選手は7位完走。

参加者30名中実に27名が完走した。

選手一人一人にドラマはあるだろうが、
僕が今回注目したのは優勝候補の望月選手と3位の近内選手でした。


TJAR2018


TJAR2018 ダイジェスト


望月選手のゴールと引退について





近内選手も優勝の垣内選手同様初出場だ。

国際派の弁護士という肩書とともに留学先で数々のトレールレースで実績を積み上げて今回のレースへ挑んだ。
経験と実績をもとにきっちとしたプランをもって挑んだレース。
6日以内での完走が目標となった。
そしてそれは中央アルプスまでは実に順調なレース運びだった。

しかし結果としてはプランを通すこと叶わず6日8時間での完走となった。
途中で近内選手が話し出す。

今までの人生で順調に歩んだことなんて一度もなかった。
司法試験も何度も失敗したし、
沢山の挫折を味わってここまで来たんだ。
チャレンジする、失敗する、それを繰り返してここまで進んできた。
それが「糧」となっている。

順風満帆なエリート弁護士・・そんな紹介だった近内選手からでたこの言葉こそ、
諦めないことを平然とやり遂げているからこその自信なのだと思う。

そして4連覇中の絶対王者・・この言葉をよく使うけれど僕はこの言葉はあまり好きじゃない。
おそらく望月選手本人が一番嫌なんじゃないだろうか・・と勝手に思うことにする。

今回は7位という順位。
ゴールが迫る静岡で俯きつぶやく。
「このレースを始めて楽だ、楽しいと思ったことなんかなかった、
でもこのレースからたくさんのことを学んだように思う」
そう言い終わって前を向いて足を引きずるようにゴールへ向かう。

スタート前の取材で
「何か新しいチャレンジをして、どうなるんだろう?ってワクワクするじゃないですか」
そう言って平均的な装備重量5kgを上回る15kgを背負って挑んだレース。
レース中認められている購入によるドリンク補給や山小屋での食事などをやめて無補給でチャレンジするための装備を持っていたのだ。
スタートした最初のランでその重量の過酷さを知って歩く姿の望月選手。
ワクワクするどころか完走さえも最初に疑ったんじゃないだろうか。
おそらく相当の負荷が体中を襲ったことだろう。
それでも前を向いて完走という目標へ向けてゴールを目指した。


このレースには賞金も賞品はない。
山歩きが好きな人々の賛美や賞賛だけがすべてのこのレース。

それでも僕のような山好きでもない普通の人間の魂まで揺さぶるのは
参加しているレーサー、一人一人が普通の人で、
屈強な肉体派超人もいないし、プロもいないことが理由だと思う。
参加者がほぼ普通の「おじさん予備軍やおじさん」ばかりなのだ。
一人だけ20代、28歳の選手がいた。
ゴールでプロポーズを披露した鹿野選手だけだ。

僕はまた今日もこのレースを思い浮かべていつものコースを走った。
これから先に自分の知らないところで起こるであろう精神と肉体の苦境や不具合。
それを受け入れられる心の強さを据えたいと思う。
それを得るが為に、「僕という人間の強化」の為に僕は走るのだ。



阿寒倶楽部からのちょっとしたお知らせ

いよいよ11月30日で阿寒湖の釣りが終了いたします。
阿寒川は10月31日で今年の営業を終了いたします。

あと少し、阿寒湖の秋を楽しみましょう。
阿寒倶楽部 河原は ガイドの為に阿寒湖におります。
従ってフライの御注文発送は数日頂きます事、ご理解のほど。
宜しくお願い致します。
posted by 阿寒倶楽部 Hige Kawahara at 19:48| Comment(0) | クラブノート
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