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2019年10月09日

ワカサギドライ その3

フィッシングランドのほうから徳さんが歩いてくるのが見えた。

徳さんは僕が阿寒湖で釣りをしていて初めて最初に話をした釣関係の人、フィッシングランドの監視員だ。
その時以来顔を覚えていてくれて何かと情報をくれるありがたい存在だ。

そこで今しがたの話をすると
「あぁ、あいつらペレット撒いているんだ」
「魚の餌だよ」
「撒いてワカサギを集めてアメマスが入ってくるのを待っているんだ」



ある程度の予測はできたが事実を聞いてがっかりしたものだ。
僕はそれ以来その帽子をかぶった声の大きなサングラスのひげ男・・有名なフライフィッシャーだが・・
彼が阿寒湖にやって来るという情報があれば僕は阿寒湖を離れるようにしていた。
好き嫌いはともかくとして彼は彼なりのやり方で阿寒のフィッシングシーンに貢献しているのは事実だ。

日本の釣りにおいては餌を撒いて魚を集めて釣りをするというのは歴史としては相当に古い。
したがってこの風習(技術・作戦?)がどこでも活用されていることはあり得るのだが・・・

そんなことが僕の意識の底にあるものだからチャミングについてはなかなか「やってみよう」とは思わなかたった。
しかし1年中・・シーズン中はほぼ毎月阿寒で釣りをしていた僕にとってはアメマスが産卵遡上する9月から10月にかけては厳しい状況だっただけにワカサギ漁とチャミングの存在は結果としては僕の釣りを十分楽しませてくれるものだったのは事実だし、その後の釣りに少なからず影響もあった。

さらに数年後の秋
僕は東邦舘の館長と釣りをしていた。
東邦舘を定宿としていた僕は舘長と良く釣りをした。
舘長も当初はチャミングをしていなかったが、ほかの常連の影響だろうと思うがチャミングをするようになっていた。
ご存じの方も多いと思うが舘長は実に豪快であまり細かなことは気にしない性格が釣りによく表れていて僕をはじめ多くの釣師から慕われている。

舘長がチャミングするのも大雑把でバカバカ撒くものだからボイルも激しくて鱒も擦れ切ってしまってあまり釣りにならないことが多い。
パッパッと撒いてパッパッと釣って帰ってゆく・・そんな感じだった。
舘長が帰ってからその場で釣りをするとチャミングは不要で普通に釣れることが多かった。

僕はと言えば相変わらずストリーマーで引っ張っていた。
ある時フィッシングランドで桶屋さんに新しいフライをもらったことがあった。
Cooperフライは何世代目かで大きく様変わりしていたのだ。


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初期のものとは全く違う泳ぐフライに進化していたのだ。

続く

posted by 阿寒倶楽部 Hige Kawahara at 09:03| Comment(0) | 阿寒湖のFF
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