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2019年10月14日

ワカサギドライ その4

ぽっかり浮かべて待つことの多いこの釣り・・・ワカサギドライの釣り

横を向いて浮かぶワカサギドライフライが中心で仮死状態であったりすでに死んでいるものをモデルにしていたがここにきてよりアグレッシブに泳がせて釣る為の縦浮きフライが中心になりつつある。
横向ワカサギドライが釣り始めてしばらくすると「見切られる」
そんな状況が続くようになると釣りへのストレスから面白みに欠ける(個人の感想^^)。
泳がせてリアクションを与えることでバイトを継続させることが釣りとしての面白味をさらに増やすことも縦浮きを増やす要因ともなっている。
さらにこの時期に限らず阿寒湖の釣りシーズンを通してメインのベイトはワカサギであり、シーズン当初からこのドライフライは効果があることがわかってきた!ということも一つの理由だ。
解禁からワカサギが仮死状態で浮かんでいるなんてありえないしね。


そんなことから縦浮きのワカサギドライは一気に広まることになり、
秋のチャミング時期はもちろん春先やシンコの夏場にも効果的なフライとなったのだ。

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チャミングの釣り。
今でもこの釣りに対しては賛否が分かれる。
僕はその賛否について特に問うつもりもないし今では興味すらない。
阿寒湖だけの特殊な釣りだと思っているしその背景についても僕なりの結論付けをしている。

僕自身は阿寒湖の秋の釣りをするにあたって平日のワカサギ漁期を中心に考えている。
それこそがこの釣りの由来であるし阿寒湖ならではの釣だと思っているからだ。
チャミング用のワカサギを用意する必要もないことは身軽だし、釣りに専念できる。
仮に秋にワカサギ漁を行っている湖、沼、止水ではこの釣りは可能なのだと思うし、
そういう釣り場があればトライしてみたいとも思っている。


チャミングしているから沢山釣れて楽しい!というものではない。
どちらかと言えば釣れないストレスが爆発することもあると思う。
学習してフライを見切り本物だけを飽食する鱒は強く太くて大きく・・賢い。
その鱒を攻略する楽しさがこの釣りを阿寒湖に残しているのだと思う。

僕はこの釣りがいつ始まって今に至っているのかはわからない。
しかし僕が知っている阿寒湖の盛期には阿寒湖中に釣り師が立ちこんでいて、
北岸にも大島にもどこへ行っても釣り人がいた。
残念だがこの10年で阿寒湖のフライフィッシャーは減少しているように思う。
それは日本の人口の縮図なのだろうと思う。
高齢化によってランガンできる釣師も少なくなってモンカゲや秋のこの釣りだけを目的にやってくる釣師も増えてきた、というよりもそれがほとんどではないだろうか。

マイナス気温の中に立ちこんで黙々と引っ張る釣り師。
神経を逆なでするようなユスリカへのライズを狙う釣り師。
いつ起こるかわからない派手なボイルを求めて彷徨う釣り師。
このような釣り師を見かけなくなって昨今の秋シーズン。

どの顔も皺と頭髪の白さが目立つが楽しそうに
「釣れた?」
「見切ったぁ〜」
「食ったぁー」
「食ってない?」
「バレたー」
「強い強い」
「ジャンプしたぁ」
まるで釣り初心者のように老若男女が楽しんでいる。
紅葉が迫って美しい秋の阿寒湖。
ロングキャストや熟練したテクニックが必要なものでもない(ないとは言わないが)
この釣りにはそんな昔の楽しい釣り場の雰囲気があるように思うのだ。



ただ願うのはこの釣りはこの時期の阿寒湖だけの釣であって
釣のポイント・・スポットも少なく釣り人の距離も近い。
この釣りをするすべての釣り人が
楽しむことへの配慮も遠慮も備えている「大人の釣師」であってほしいと思うのだ。

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posted by 阿寒倶楽部 Hige Kawahara at 10:31| Comment(0) | 阿寒湖のFF
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