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2012年04月01日

DryFly・・ドライフライ

雪解けの遅い今年の北海道。
この時期の釣りといえば大河の降りアメマス釣りや河口域のこれまた降りアメマス釣りがポピュラーだ。
大河、十勝川は例年以上に雪が多くてポイントへ入るのも相当に「面倒くさい」状況であることは容易に想像できた。

先週はたまたま土曜日に時間ができたのと、前日が釧路だったのでそのまま十勝川を釣ったのだが、結果としては想像通りに手痛い内容であった。アメマスがつくポイントは無数にあるから自分が動けば釣りは成立するが、正直僕のスイッチは入らなかった。だから早々に岐路へ着いてしまったのだ。

そうしてだらだらしている内に4月を迎えてしまった。
4月は僕にとってもそうだが、多くの釣師にとって「熱くなる釣り」が始まる月だ。そう鮭稚魚が降って河口を目指す時期。
アメマスは決してこのご馳走を逃さない。同様に僕らもこの時期を逃したくは無いと思っている。
自然孵化の鮭稚魚は早ければ3月はじめから徐々に河口を目指すのだが数が少なく、釣りにとってはタイミングが取りにくい。
釣りを考えると放流鮭稚魚の時期が安定しているし、絞り込み易い。
僕の好きな後志利別川は4月の前半がこの時期にあたることが多く、派手なボイルを目にする機会が多く、ついつい足を伸ばしてしまうのだ。



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というわけで今週にはそこで釣りをしたいと思っている。
フライフィッシングでの釣り方はいたってシンプルで、シンキングラインを使っての中層から底を釣ることで十分釣りになる。ただしアメマスのパワーは相当に強く、3月に釣れるアメマスの比ではなくカラフトや鮭に匹敵する。

そういう楽しい釣りに遭遇する確立は我々遠征組みには少ないが、あたればそれは夢のようなひと時となる。

シンキングによる釣りもそのパワフルなやり取りを味わえば病み付きにはなるが、ボイルするアメマスを表層で釣るというのも視覚的な要素も含まれてさらに面白い。
数年前の3月後半にこのボイルを味わった。海アメ帰りに立ちよった利別川。フローティングラインに鮭稚魚フライを結び川のセンターへ流す。鮭稚魚フライにドラグがかかって岸際へターンする瞬間、黒い影が水面を突き破ってフライを咥える。まさに炸裂である。

しかしこれも3匹目くらいから相当にシビアな展開になってくる。フライを見切ることは当然としてもラインはもちろんリーダーさえ見切るようになる・・・のだろうと思う。
さらにはこのプライムタイムは1時間くらいで終わりを迎えることも多いのだ。
立ちこんだ場合は周辺で起きるボイルに心も乱されて、キャストしたフライは見切られて心も折られる。
だからこそ苦労してキャッチした1本は何物にも変えがたい至極の1本なのである。

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さてそんな釣りをイメージして、また阿寒湖のワカサギフライを意識してフライを巻いた。
ミノーと読んでいるそのフライは実物の鮭稚魚よりも相当に大きくなっている。
鮭科の幼魚斑であるパーマークがあるものが鮭稚魚フライで、ないものがワカサギドライフライ。
だが実際のところこのマークの有無が釣果にどれだけの差があるのかはこの川では分からない。
それはサイズについても同じなのだ。
つまり過去に釣れた経験があまりにも少なく、どちらでも(サイズもパーマークの有無もすべて)釣れてしまったために、余計に分からないのだ。

ただひとつだけ分かっていること、それは「動き」。フライを動かすことで全く違った局面を引き出すこともできるのだ。
流し込んだ場合に見分ける、見切るがあるが、ボイル周辺にキャストしてフライを動かす(高速リトリーブ、ストップアンドゴー)ことでバイトが引き出せる。まるでミノーイングそのものなのだ・・・ルアーのことは分からんけど。

実は阿寒湖でも僕の楽しみの一つはこのドラワカの高速リトリーブなのだ。
ラインを通して腕に伝わる衝撃は一言で言うならば「破壊感」
フライがバラバラになったんじゃないか?と思うくらいに激しい。

ウーム書いているだけでワクワクしてきたぞ。
もうすでに僕の準備は万全です。
あとはアメマス次第・・もちろん鮭稚魚も。
posted by 阿寒倶楽部 Hige Kawahara at 14:46| Comment(2) | HigeFlie's ヒゲフライ
この記事へのコメント
ご無沙汰しています。

いよいよ4月にはいりましたね。
takeさんの記事を読んでいるといとも簡単に大物をしとめているかのような錯覚をしていたのですが、やっぱりというかさすがというか手を変え品を変え楽しまれているのですね。
魚を前に惑うのは自分だけではないということが確認できてなんだか安心しました。

自分もこちらの記事を読ませていただいているうちに、なんだかわくわくしてきました。
Posted by yusuke at 2012年04月02日 22:46
こんにちは
同じ川へ毎年通っていると、釣れる時って意外に何も考えていない、何もしてないときだったりします。
早い話偶然に近いですから、いとも簡単、と言うのもあながち間違いではありません・・いわゆる釣れちゃった、ですかね。
魚のいるポイントも知っていますしね。
しかしボイルやライズを思い通りに攻略できる!なんてことは少ないですね。

僕が入る利別下流は決して魚影が濃いポイントではありませんが、この時期限定で「ものすごいやつ」が出ます。僕はそれだけが釣りたくて通っています。

Yusukeさんもしっかり釣っているじゃありませんか。素晴らしいです。
Posted by take at 2012年04月03日 13:34
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